田楽とは

田楽は700年~800年ほど昔より食べられておりました歴史ある郷土料理です。
また田楽に使われます『鶴の子芋』は里芋の一種で、阿蘇の火山灰土からできており、この地方でしか取れない里芋です。名前の由来は、普通の里芋は丸いのですが、『鶴の子芋』の特徴は鶴の形に似ていることから『鶴の子芋』と云われるようになりました。
また田楽にかかせない田楽味噌は当店自慢の秘伝のタレとなっております。

歴史

郷土料理 高森田楽保存会について

1960年、先代であり創始者の本田耕亮が中心となり、田楽保存会をたちあげました。
当時、春には桜を見ながら野外での田楽祭りを行なっておりました。ただし、その頃の田楽は『鶴の子芋』だけでした。
耕亮の妻・本田ミツ子が高森の婦人会長をつとめておりました1970年頃、熊本市内での特産展に地元から参加しました。当時の商工観光課長・野尻信之氏との会話の中で、「田楽に山女魚を取り入れではどうだろうか」との提案がありました。山女魚の塩焼きは大変好評となり、メニューに加えられることになりました。
そして先代の思いを受け継ぎ、郷土料理店『高森田楽保存会』として現在に至っております。
2020年には60周年を迎え、昨今は、海外のお客様も増えており更に多くの方々に高森田楽保存会の味を伝えていきたいと思います。

先代近影 昔の入り口の様子